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新燃岳 噴火警戒レベル2 火口2キロ圏で大きな噴石など警戒

霧島連山の新燃岳で小規模な噴火が起きるおそれがあるとして、気象庁は26日噴火警戒レベルを1から2の「火口周辺規制」に引き上げました。

気象庁は火口からおおむね2キロの範囲で弾道を描いて飛ぶ大きな噴石などに警戒を呼びかけています。

新燃岳では、25日朝から火口直下を震源とする火山性地震が増加しました。気象庁は今後小規模な噴火が発生するおそれがあるとして25日午後、新燃岳の噴火警戒レベルを1から2の「火口周辺規制」に引き上げました。観測された火山性地震は24日が3回でしたが、25日は48回。26日は午前11時までに33回観測されています。地下のマグマの動きなどを示す火山性微動は観測されていません。

新燃岳では去年6月27日の噴火以来、新たな噴火はなく、先月18日に、噴火警戒レベルが2から1に引き下げられていました。

気象庁は新燃岳の火口からおおむね2キロの範囲で、噴火に伴う弾道を描いて飛ぶ大きな噴石に、おおむね1キロの範囲で、火砕流に警戒を呼びかけています。レベル2への引き上げを受けて、新燃岳周辺の霧島市と宮崎県小林市は火口からおおむね2キロの範囲に警戒区域を拡大し、立ち入り禁止としています。