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朝市グルメに伝統文化… 三崎港周辺でイベント同時開催
神奈川県三浦市の三崎港周辺で１１月３日、３イベントが同時開催される。地場の味が堪能できる朝市、伝統文化を楽しめるみこしのパレード、名物のマグロを味わえる催しと、三浦ならではの企画ばかりだ。会場は徒歩で行き来できる距離で、市担当者は「三浦の良いところを一度に満喫してもらえたら」と多くの来場を心待ちにしている。
開催されるのは「全国朝市サミットｉｎ三崎朝市」「三崎木遣（きやり）みこしパレード」「三崎港町まつり」。イベントごとに実行委員会が主催し、みこしパレードは初めての開催となる。
全国朝市サミットは、同サミット協議会に加盟する全国１４組合が持ち回りで開催しており、今回で２４回目を迎える。
三崎朝市は地元の事業者などで組合をつくり、毎週日曜日に開催しにぎわいを見せているが、客層の高齢化と減少が課題。近年は子育て世代などをターゲットとしたイベントを企画しているが、さらなる起爆剤になればと、朝市の創立３０周年に合わせて２００７年以来１２年ぶりに開催地に名乗りを上げたという。
サミットでは、通常の朝市（午前５～９時）を午後３時まで延長。地元の青果や鮮魚店の店主らとの会話を楽しみながら買い物ができる。同サミット協議会に加盟する厚木市の名物「とん漬丼」、三崎の「海鮮丼」もそれぞれ２００食限定で販売するほか、銘酒飲み比べの催しもある。
みこしパレードは三浦市内からみこしなど１０基が集まる。海南神社の例大祭では、三崎地区の７地域が輪番でみこしを担いでおり、一度に全てが練り歩くのを目にする機会は普段ない。
装飾が異なるみこしが集まる迫力ある様子や、三崎地区に伝わる木遣（や）りの掛け声をお年寄りや子どもらに見聞きしてもらい、実行委が地域活性化につなげたいと企画。昨秋から準備を進めてきた。
パレードは１組ずつスタートし、木遣りに合わせて練り歩く。パフォーマンスも披露しながら、海沿い約５００メートルのコースを総勢約千人で盛り上げる。
マグロの関連商品が並ぶ三崎港町まつりは今回で３６回目。マグロのかす漬けや干物の販売、マグロのラーメンやカルビ丼、フライなどの飲食を提供する計１６店が並ぶ。マグロの重さを当てるクイズや無料体験クルーズなども用意している。
朝市サミットは午前５時～午後３時、みこしパレードは正午～午後２時半、港町まつりは午前８時～午後３時。